投稿日:2026.01.30 最終更新日:2026.01.30
WordPressにWAFは必要か?サイトのリスクレベルで決める判断基準と選び方
「WordPress WAF」で検索してこの記事にたどり着いたあなたは、WAFという言葉は知っていても、こんな疑問を抱いていませんか?
「自分のサイトに本当に必要なのか」
「どの種類が良いのか」
「導入した後、運用で詰まらないか」
WAFは強力な防御手段です。しかし万能ではありません。
判断には「サイトのリスクレベル」と「運用体制」を先に整理する必要があります。
- 自サイトにWAFが必要かを判断できるチェックリスト
- サイト規模別の推奨対策レベル(やりすぎ vs 不足の境界線)
- WordPress向けWAF 3タイプの特徴と向き不向き
- 運用体制で選ぶ、あなたに合うWAFタイプ
- 導入・運用でつまずきやすい3つの落とし穴と対処手順
- WAFでカバーできないリスクと多層防御の重要性
みらいと
セキュリティサービス事業部 コンサルタント/プログラマーからシステム運用を経て情報セキュリティ全般の業務に従事。現在は培った情報セキュリティの経験を活かしお客様の課題に向き合った企画やマーケティングを担当。
目次
WordPressのWAFは何を守り、何を守れないのか?
WAFを導入するかどうかを判断する前に、まず「WAFが何を守り、何を守れないのか」を整理しておきましょう。
役割と限界を正しく理解していないと、「入れたから安心」と過信したり、逆に「効果がない」と誤解したりしてしまいます。
不正な通信を入口でブロックする「Webサイトの盾」

WAF(Web Application Firewall)とは、Webサイトに届くリクエスト内容をリアルタイムに検査し、不正なものを入口でブロックする仕組みです。
従来型のファイアウォール(FW)は「どこから来た通信か」で判断します。
一方でWAFは、「通信の中身に何が書かれているか」まで詳しくチェックします。
例えば、記事の投稿フォームに悪意あるプログラムコードが紛れ込んでいないか、データベースを不正操作する命令が送られていないか、といった内容レベルの検査ができるのです。
Webサーバーの前面に設置して全ての通信を監視し、怪しい通信はサイト内部に届く前に遮断します。
「SQLインジェクション」など既知の攻撃パターンには強い

WAFが特に有効なのは、OWASP Top 10にも挙げられる代表的なWeb攻撃パターンです。
OWASP TOP10 とは?対策必須のリスクと費用対効果を最大化する対策
「うちのWebシステムのセキュリティ、本当にこれで大丈夫なのかな…?」 「Webアプリのセキュリティ対策、何から手をつければいいんだろう…?」 Webアプリケーションの開発や運用に携わっていると、こんな不安を感じることはありませんか? セキュリティ対策は、今や避けて通れない重要な課題ですよね。
WAFは過去の攻撃パターンを登録した「ルール」や異常検知の仕組みを持っていて、以下のような攻撃を自動で見つけてブロックできます。
- SQLインジェクション:データベースを不正操作する攻撃
- XSS(クロスサイトスクリプティング):悪意あるスクリプトで個人情報を盗む攻撃
- ディレクトリトラバーサル:非公開ファイルへの不正アクセス
- OSコマンドインジェクション:サーバーで任意のコマンドを実行させる攻撃
- HTTPヘッダインジェクション:不正なヘッダで想定外のレスポンスを引き起こす攻撃
- ブルートフォース攻撃:パスワードを総当たりで突破する攻撃
実際、2025年現在でもWordPressサイトへの攻撃の約90%はプラグインの既知の脆弱性(セキュリティ上の欠陥)を狙うものだとされています。
こうした既知パターンの攻撃にはWAFが有効です。
加えて、一部のWAFでは機械学習による異常検知機能も備わり、未知の攻撃パターンを検知する製品も登場しています。
「ゼロデイ攻撃」や「内部侵入」までは防ぎきれない

ただしWAFは(種類に関わらず)万能ではありません。
仕組み上、以下のような場合では十分な効果が期待できない点に注意が必要です。
- ゼロデイ攻撃:
まだ誰も知らない脆弱性を狙う攻撃。WAF側に対応するルールが無いため防げない - 内部侵害後の改ざん:
既に管理者アカウントが乗っ取られた場合、その操作はWAFから見ると正当な通信なのでブロックできません - WAFの検知漏れ:
攻撃者は強固な防御を避け、設定ミスでノーガードの抜け道や内部から攻撃する手口を使います - 設定ミス・運用ミス:
WAF自体のルール設定や適用範囲を誤ると、本来ブロックすべき攻撃を通してしまいます - 論理的な脆弱性:
権限チェック漏れなど、プログラムの設計ミス。「一見普通の操作」なのでWAFは見抜けない
WAFは既知の攻撃から守る「対症療法」としては非常に有効です。
しかし原因そのもの(脆弱性)を取り除くことはできません。
安全なサイト運営のためにはWAFだけに頼らず、脆弱性そのものの修正や、他層のセキュリティ対策との組み合わせが必要です。
WAFは攻撃を「防御」し、脆弱性診断は弱点を「検出」する
ちなみに、WAFと脆弱性診断は、それぞれ違う役割を持っています。
WAFは攻撃を入口で遮断する「防御」。
脆弱性診断はサイト内の弱点を洗い出す「検出」です。
2つを組み合わせれば、入口と内部の両面から守れます。
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あなたのサイトにWAFは必要?チェックリストで判断

WAFの前提を踏まえたうえで、「必要/不要」と「ちょうどいい対策レベル」を決められる状態にしましょう。
WAFの必要性は、サイトのリスクレベルによって変わってきます。
以下のチェックリストに当てはまる項目が多いほど、WAF導入の優先度は高くなります。
3つのリスクレベル別チェックリスト
以下の項目に該当するかを確認し、リスク(高/中/低)を判定してください。
【高リスク】個人情報や決済機能があるなら導入は必須
- 会員登録機能がある(ログイン情報を扱う)
- ECサイトまたは決済機能がある
- 企業の公式サイト(信頼性が重要)
- お問い合わせフォームで個人情報を収集している
- 月間PV数が10万以上
個人情報や決済データを扱うサイトは、攻撃者から狙われやすく、一度情報漏えいや改ざんが起きれば、社会的責任も重大です。
ログイン試行攻撃(パスワードの総当たり)やSQLインジェクション(データベースへの不正侵入)を防ぐため、WAF導入はほぼ必須と言えます。
【中リスク】収益化している・更新頻度が低いなら導入を推奨
- 月間PV数が1万以上
- サイトから収益が発生している(アフィリエイト等)
- WordPress本体やプラグインの更新を月1回以下しかしていない
- セキュリティプラグインを入れていない
- 過去に不正アクセスやスパムコメントが来たことがある
アクセスが増えれば無差別攻撃の目に留まる確率も上がります。
特にアップデート頻度が低いサイトは既知の脆弱性を突かれやすいため、WAFで「穴」を塞ぐ意義が大きくなります。
過去に被害歴がある場合も再発防止として強く推奨します。
【低〜中リスク】まずはパスワード強化などの基本対策から
- 強固なパスワード/定期更新/バックアップを優先
- 体制が整ったらWAFを検討
個人運営の静的ブログで上記リスク要因が全く無い場合、必ずしも高価なWAFまで必要ないケースもあります。
ただし、「自分のサイトは小規模だから狙われない」という油断は禁物です。
実際には大企業だけでなく小さなサイトもボットによる無差別攻撃の網にかかっており、個人ブログや中小企業サイトでも踏み台攻撃や改ざんの被害例があります。
規模に関係なく基本対策は必要という前提で、追加防御策としてWAFが必要なレベルか判断しましょう。
サイト規模ごとの「ちょうどいい」対策レベル

サイトの規模や性質によって、必要なセキュリティ対策のレベルは変わってきます。
以下に一般的なサイト規模別の推奨対策と、「やりすぎ」や「不足」に陥りがちな例を示します。
個人ブログならセキュリティプラグインで十分なことも
基本対策(パスワード強化、更新、バックアップ)とセキュリティプラグイン(SiteGuard WP Plugin等)で十分なケースが多いです。
月額費用の掛かるWAFは過剰投資になりがちです。
ただし小規模でも会員機能や個人情報を扱うなら、規模に関わらずWAF導入を検討すべきです。
企業サイトなら月額数千円のクラウドWAFがコスパ良し
企業HPが改ざんされると信用失墜につながります。
クラウド型WAF(月額数千~1万円程度)を導入して被害リスクを下げるのは、費用対効果の面でも十分見合います。
特にWordPressはプラグイン由来の脆弱性が非常に多く(約90%がプラグイン起因)、基本対策だけでは穴を突かれる恐れがあります。
EC・大規模サイトはWAF+脆弱性診断の多層防御が必須
WAF導入は必須です。
24時間監視のあるクラウドWAFに加え、年1回の脆弱性診断を組み合わせる多層防御が理想です。
大手企業では、より細かい調整ができる専用WAFを導入するケースもあります。
ただしまずは運用負荷の低いクラウド型から検討すると良いでしょう。
まだ迷うなら「運用体制」「機能」「攻撃の予兆」で決める

「WAFを入れた方がいいのかな?」と迷っている場合、次のような判断軸も検討しましょう。
担当者がいないなら運用お任せのクラウド型
サイトを運用するチームの状況です。
専任のセキュリティ担当者が不在で、サーバーログやWAFログを日常的にチェックできない場合、WAFを入れていても効果を十分発揮できない恐れがあります(異常に気づけないため)。
逆にログ確認や誤検知対応を社内でこまめに行える体制なら、サーバー組み込み型WAFでもしっかり運用できるでしょう。
担当者が少ない場合はWAFサービス会社に運用を任せられるクラウド型を選ぶと安心です。
投稿機能やファイルアップロードがあるなら要注意
WAFなしでどこまで守れるかは、サイトの機能次第です。
例えば管理画面のログインURLをIP制限している、二要素認証を導入している等でパスワード総当たり攻撃のリスクを下げているならWAFの緊急度は下がります。
また、コメント欄やユーザー投稿機能が全く無い純静的サイトであれば悪意あるスクリプトを仕込まれる心配も少ないでしょう。
一方、ファイルアップロード機能(画像や書類投稿)があるサイトは、ファイル型攻撃や不正スクリプト混入のリスクがあるためWAFによる検査が有効です。
サイト機能を棚卸しし、「ここが弱点かも」という点が多ければWAF導入を検討しましょう。
ログイン失敗の急増や不審なログは危険信号
既に何らかの攻撃の兆候が見られる場合、早めにWAFを検討すべきタイミングです。
例えば管理画面のログイン試行エラーが急増していたり(パスワードの総当たり攻撃の可能性)、スパムコメントや不審なトラックバックが頻発している、サーバーログに見慣れないエラー(403 Forbiddenや406 Not Acceptableなど)が大量に出ている、といった兆候です。
これらは攻撃ボットがサイトを狙い始めたサインかもしれません。
放置すれば成功してしまう可能性もあるため、早急にWAF等で防御を強化することが望ましいでしょう。
実際、「WordPressサイトが毎日数百回のログイン試行攻撃を受けている」といった報告もよくあります。
サイト運営者はログや通知を定期チェックし、自サイトが狙われ始めていないか把握することが大切です。
以上を総合すると、
サイトのリスク=「資産価値(機能・データ)× 脅威の有無(攻撃兆候)× 脆弱性の多さ(運用体制)」
と言えます。
この評価が高ければ高いほどWAF導入による防御強化の必要性が増します。
迷ったときは専門家に相談してみるのも一つの方法です。
状況を説明すれば、客観的な必要性評価や対策組み合わせのアドバイスが得られるでしょう。
WordPress向けWAFの3タイプ、どれを選べばいい?

WAFには「クラウド型」「サーバー型」「プラグイン型」の3タイプがあります。
それぞれの特徴を理解して、運用体制に合わせて選びましょう。
【クラウド型】運用はお任せで楽だが、月額コストがかかる
DNSを切り替えるだけで利用開始できます。
サービス提供会社が24時間365日で運用・監視・ルール更新を代行してくれるため、専門知識不要です。
月額数千円~で、代表例はCloudflare、AWS WAF、攻撃遮断くん。
ただし月額費用が継続的に発生し、細かいカスタマイズには制限があります。
担当者が少ない、技術者がいない企業に向いています。
自社でログ監視やチューニングをする余裕がない場合、誤検知もサポートに相談できるため、専門人材を雇うより圧倒的に安く済みます。
【サーバー型】カスタマイズ自在だが、専門知識と手間が必要
自社サーバーにWAFソフトをインストールします。
レンタルサーバー標準装備のModSecurityなどが代表例です。
月額不要ですがログ管理・ルール調整は自分で行う必要があります。
細かいカスタマイズは自由自在です。
ただし専門知識・運用負荷が大きく、ルール調整の難易度が高いため、設定ミスで「厳しすぎる」「緩すぎる」といった事態になりかねません。
外注先(制作会社や保守会社)に技術力があり、設定・運用を任せられる場合に向いています。
保守契約内でWAF運用もカバーできれば追加コストなし。
または社内に技術者がいて、細かくカスタマイズしたい場合にも向いています。
【プラグイン型】無料で手軽だが、防御力は専用WAFに劣る
WordPressプラグインとして導入でき、無料で手軽です。
代表例はWordfence、SiteGuard WP Plugin。
WordPress管理画面から操作できるため馴染みやすいのが特徴です。
ただしプラグイン自体の脆弱性リスクとサーバー負荷に注意が必要です。
WordPressのセキュリティ問題の約90%はプラグイン由来であり、防御力も専用WAFに劣ります。
小規模サイトで「とりあえず無料でできる範囲の防御を固めたい」場合に向いています。
ただし過信は禁物です。
本格的な攻撃兆候が出たらクラウド型への切り替えも検討しましょう。
WordPressのセキュリティ対策プラグインの選び方とプロ推奨の5選を紹介
WordPressのセキュリティ対策プラグインは、WAFやログイン保護、改ざん検知など、守れる範囲が製品ごとに違います。 目的を決めずに導入すると、必要な機能が抜けたまま「対策したつもり」になりやすいのです。 プラグインは「攻撃を止める」ためのもの、診断ツールは「弱点を見つける」ためのものです。
導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために

WAFを導入したら終わりではありません。
導入後に起こりやすいトラブルと、その対処法を押さえておきましょう。
誤検知で記事が保存できないトラブルへの対処法
WAFを導入すると、攻撃だけでなく正常な操作まで「誤検知」でブロックしてしまうトラブルが発生します。
よくある症状は以下のようなものです。
- 記事の保存時に403 Forbiddenエラーが出る
- 画像アップロードに失敗する
- プラグイン設定の変更が拒否される
原因は、記事本文中の<script>タグやSQL風の英単語(「Select * from」など)をWAFが攻撃とみなすためです。
画像ファイル名に不審な文字列が含まれて引っかかる例もあります。
対策は、導入前にテストモードで動かして誤検知を確認することです。
もし誤検知が起きたら、WAFログで原因ルールを特定し、そのルールを除外設定するか、該当URLやIPアドレスをホワイトリスト登録します。
自力で難しければサーバー会社やWAFサービス会社のサポートに相談しましょう。
ルールのさじ加減が難しい(厳しすぎても緩すぎてもNG)
WAF運用の難しさは、ルール調整のさじ加減です。
厳しすぎる場合は、誤検知で、正常なユーザー操作まで遮断してサイトが使いづらくなります。
逆に緩めすぎると、本来ブロックすべき攻撃を通してしまい、情報漏えいや改ざん被害のリスクが高まります。
対策は、導入当初は検知のみモード(ブロックせずログ記録だけ)で運用し、ログを分析して誤検知ルールを特定することです。
除外が必要なルールだけ無効化し、十分チューニングしてからブロックモードに切り替えましょう。
管理画面は別途Basic認証やIP制限で守り、WAFでは管理画面URLを除外するやり方も有効です。
プラグイン型WAFの場合は応答速度の低下にも注意が必要です。
高負荷時のパフォーマンステストも行っておくと安心です。
ログを見ないと「守れているつもり」で終わってしまう
WAFを入れて終わりではなく、ログモニタリングまで含めて初めて効果が発揮されます。
ログを確認しないと、設定ミスで全然ブロックできていなかった、重要なページが除外ルールに入ったまま放置されていた、といった事態に気づけません。
またログを見れば攻撃のブロック数が分かり、投資対効果も確認できます。
特定IPからの攻撃が急増している等、新しい攻撃の動きにも気づけます。
対策としては、導入直後~数週間は毎日ログを確認し、誤検知や攻撃パターンの傾向を掴むこと。
以降は週1回程度の定期チェックで十分です(少なくとも月1回は確認したいところ)。
ログ確認の時間が取れない場合は、クラウドWAFのマネージドサービスにログ分析を任せるか、社内体制を整えることを検討してください。
WAFだけで安心するのは危険。「多層防御」のすすめ

ここまでWAFの選び方や運用のポイントを見てきましたが、実はWAFにも守れない領域があります。
そこで重要になるのが、WAFと他の対策を組み合わせる「多層防御」の考え方です。
WAFでは防げない「抜け穴」があることを知っておく
WAFは「既知の攻撃パターンを入り口で止める」盾ですが、前述のゼロデイ攻撃や論理的な脆弱性といった「抜け穴」があることを知っておく必要があります。
WAFだけで全てを防ぐことはできません。
他の対策と組み合わせて多層防御を築くことが必要です。
基本対策+WAF+脆弱性診断の多層防御が理想
安全なサイト運営には、3つの対策を組み合わせます。
まず基本対策(WordPress更新・パスワード管理・バックアップ・HTTPS化)でベースを固め、WAFで入口からの攻撃を防ぎ、脆弱性診断で内部の弱点を見つけて修正する。
WordPress不正ログイン対策|まず塞ぐべき7項目を優先度別に解説
WordPressのセキュリティ対策記事、読んだことありますか? 「やることが多すぎて、結局どこから手をつければいいのか分からない」 そう感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。 実は、不正ログイン対策には明確な優先順位があります。 すべてを一度にやる必要はありません。 この記事では
この多層防御が理想的な形です。
脆弱性診断では、古いプラグインの脆弱性、管理画面URLの推測可能性、不審なファイルの有無など、WAFでは防げないパターンを人の手で見つけられます。
実際、「WAFを入れているのに脆弱性が見つかった」というケースはよくあります。
WAFでは防ぎきれない脆弱性も診断で発見して修正すれば、根本的なリスクを取り除けます。
年1回以上の脆弱性診断を取り入れ、この多層防御体制を整えましょう。
まとめ:WAFは万能ではない。サイトのリスクに合わせて最適な判断を
WAFはWebセキュリティ対策の強力なツールですが、万能ではありません。
サイトのリスクと運用体制を見極めた上で、WAF導入の是非と種類を判断することが重要です。
- WAFは既知の攻撃には有効だが、未知の脆弱性や設計ミスには効かない
- チェックリストで自サイトのリスクレベルを判定し必要性を判断
- クラウド型・サーバー型・プラグイン型から運用体制で選ぶ
- 誤検知対応とログ確認など運用面のケアが不可欠
- 基本対策+WAF+脆弱性診断の多層防御が理想
「WAFまでは手が回らない」という中小サイトもあるでしょう。
まずは基本対策の徹底や無料プラグインの活用から始めても構いません。
その上で「自サイトのリスクに見合った対策は何か」を考え、WAFを選択肢の一つとして検討してください。
迷ったら、冒頭のチェックリストにもう一度立ち返り、「費用対効果」と「リスク許容度」を天秤にかけて判断しましょう。
当社では15年以上・1,000件超の脆弱性診断実績があり、WAF導入の相談から脆弱性診断までトータルにサポート可能です。
あなたのサイトに最適な防御策で、安心・安全なWordPress運営を実現しましょう。